この記事は2021年4月29日に公開したものです。法令や制度はその後改正されている場合があります。最新の情報は「改正公益通報者保護法のポイント」「匿名の内部通報ガイド」をご覧ください。
2021年4月、北海道立江差高等看護学院で、複数の教員による学生へのパワハラ問題が明らかになりました。学生の保護者らは北海道に署名を提出し、早急な解決を求めています。
報道によると、教員から学生への暴言や威圧的な指導が繰り返され、理不尽な留年や退学に追い込まれた学生もいたといいます。なぜ、ここまでの問題が長い間表に出なかったのでしょうか。
「こんなものだ」という空気
このようなハラスメントは、決して許されるものではありません。しかし、看護学生などからは「看護学校はこんなもの」「実際の病院の現場はもっと厳しい」「自分が指導する側になったときの反面教師にしている」といった声も聞かれました。
多くの学生が、厳しすぎる指導を「仕方がないもの」として受け止めていたことがうかがえます。ハラスメントが常態化した環境では、被害を受けている本人でさえ、声を上げることをあきらめてしまうのです。
今回の問題は、勇気を出して問題を訴えた学生がいたからこそ明らかになりました。医療の教育現場や病棟での人との接し方を、あらためて考える必要があります。
声を上げられる仕組みが必要
医療や介護、教育の現場は、上下関係が厳しく、閉ざされた環境になりやすい職場です。だからこそ、立場の弱い人が名前を明かさずに相談できる窓口と、相談を受けて組織が動く仕組みが欠かせません。学生や職員の間だけでなく、教員同士・職員同士のハラスメントも根絶していく必要があります。
完全匿名ヘルプラインは、こうしたハラスメントを完全な匿名で相談・通報できる窓口です。内部通報窓口の新設や、運用コストの見直しをお考えの方は、30日間の無料トライアルからお試しください。トライアル期間が終わっても、自動で有料契約になることはありません。